【質問】マウスピース矯正中に矮小歯の治療はできますか? 隙間はどうなりますか?
マウスピース矯正(当院ではインビザライン)で矮小歯の治療を行う場合、以下のような2つのアプローチがあります。
1. 矮小歯のすき間を作らずに、現状の大きさのまま噛み合わせを整える方法
2. 矮小歯を本来の大きさに回復するため、矯正でスペースを作って、ラミネートベニヤやセラミックで審美的に修復する方法
ご質問の内容は、後者の方法になりますね。
このように、マウスピース矯正では、将来的に歯を大きくする前提で、必要なスペースを少しずつ作っていく設計が可能です。そのため、治療の途中で、矮小歯の部位に一時的にすき間が現れてくることになります。
この「すき間」が気になるかどうかは患者様ごとに異なりますが、以下のような対応が考えられます。
1)ワイヤー矯正の場合は、治療途中でも多少の歯の形の調整(仮のレジン修復など)が可能です。
2)マウスピース矯正の場合は、治療用マウスピースがすべて初期の歯の形状を元に作られているため、途中で歯の形を変えてしまうと、マウスピースが合わなくなるという制約があります。
そのため、通常は矯正治療が完了してから最終的な修復(ラミネートベニヤなど)を行うことが多いです。
とはいえ、実際にはマウスピースを装着していれば、すき間は目立ちにくいですし、抜歯症例でも抜歯スペースに白く色付けしてカモフラージュする方法などもあります。
矮小歯のサイズや口元全体のバランスにもよりますが、もし途中の見た目が気になる場合は「治療中に何かできることがないか」をご相談いただけたらと思います。
北九州のみえない矯正
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