【連載】裏側矯正を考え始めた方へ|選び方と治療前に知っておきたい3つのこと〈第3回〉
裏側矯正を考えたとき、費用が気になる方へ

裏側矯正に興味はあるけれど、
- 治療費はどのくらいかかるのか
- 表側矯正やマウスピース矯正より高いのか
- 毎回の通院ごとに追加費用がかかるのか
- 総額でどのくらい考えておけばよいのか
このような費用面の不安から、なかなか相談に進めない方も少なくありません。
矯正治療は保険診療ではなく自費診療が中心となるため、費用についてしっかり理解したうえで治療方法を選びたいと考えるのはとても自然なことです。
特に裏側矯正は、見えにくい矯正として関心を持たれやすい一方で、
「費用が高そう」
「複雑で分かりにくそう」
というイメージを持たれやすい治療方法でもあります。
この記事では、裏側矯正の治療費の考え方や、費用に差が出る理由、そしてトータルフィー制度について、できるだけ分かりやすく解説します。
裏側矯正の費用はなぜ気になりやすいのですか?
裏側矯正(舌側矯正)は、表側矯正やマウスピース矯正と並ぶ矯正治療の選択肢のひとつですが、その中でも「費用が気になる」と言われやすい治療方法です。
その理由のひとつは、装置が歯の裏側につく特別な治療方法であることです。
表側矯正とは装置の位置が異なるため、診断や治療計画、装置の扱いにも専門的な知識や技術が必要になります。
また、患者さまから見たときに、
「どこまでの費用が含まれているのか」
「調整料は別なのか」
「保定装置は含まれるのか」
が見えにくいと、不安が大きくなりやすくなります。
そのため、費用を比較するときは単純に金額だけを見るのではなく、
その中に何が含まれているのか を確認することが大切です。
裏側矯正の治療費はどのように決まりますか?
裏側矯正の費用は、全国どこでも一律ではありません。
医院ごとに料金設定が異なるだけでなく、患者さまのお口の状態や治療内容によっても変わることがあります。
費用に影響しやすい要素としては、次のようなものがあります。
歯並びやかみ合わせの状態
軽度の歯並びの乱れと、しっかりとかみ合わせまで整える必要がある症例では、治療の内容が変わります。
歯を動かす量や期間によって、費用の考え方も変わる場合があります。
装置の種類
裏側矯正の中でも、
- 上下とも裏側につけるフルリンガル
- 上だけ裏側・下は表側のハーフリンガル
など、治療方法によって費用に差が出ることがあります。
治療期間
治療が長くなるほど、通院回数や管理の内容も増えます。
そのため、料金体系によっては期間の影響を受ける場合があります。
含まれる内容
初診相談、精密検査、診断、装置料、調整料、保定装置など、
どこまでが費用に含まれているかは医院によって異なります。
つまり、同じ「裏側矯正」という言葉でも、
治療内容や費用の範囲がまったく同じとは限らない ということです。
裏側矯正は表側矯正やマウスピース矯正より高いですか?
一般的には、裏側矯正は表側矯正より費用が高くなることが多いです。
これは、装置の特性や治療の専門性によるものです。
ただし、ここで大切なのは
「高いか安いか」だけで判断しないことです。
例えば、
- 表側矯正より見えにくい方法を選びたい
- 仕事や学校生活で見た目を重視したい
- 本格矯正をしながら見えにくさも確保したい
という方にとっては、裏側矯正の価値は費用だけでは測れません。
一方で、
「取り外しができる方法がよい」
「比較的軽度な歯並びで、まずは目立ちにくい方法を希望している」
という方にとっては、マウスピース矯正の方が合っている場合もあります。
そのため、費用を考えるときは
金額の大小ではなく、自分が何を重視したいか も一緒に整理することが大切です。
費用を見るときに確認したいポイント

矯正治療の費用を比較するときは、金額だけでなく、次のような点を確認しておくと安心です。
精密検査や診断料は別か
矯正治療では、治療前に検査や診断が必要です。
この費用が別になっている場合があります。
装置料に何が含まれるか
裏側矯正の装置をつける費用に、どこまで含まれているかを確認しておくと安心です。
調整料が毎回必要か
通院ごとの調整料が別に必要な医院もあります。
これが積み重なると、最初に見た金額より総額が大きくなることがあります。当院では症例あたりの治療期間でのお支払いになりますので、トータルフィーの中に毎月の矯正の調整料も含まれております。なので治療期間が長くなるからといって料金が多くかかることはありませんのでご安心ください。
保定装置の費用
矯正治療は歯を動かしたあと、保定装置を使って歯並びを安定させる期間があります。
その費用が別になっているかも確認ポイントです。
トラブル時の対応
装置の破損や追加処置が必要になった場合の扱いも、医院によって異なることがあります。
費用の説明が分かりやすいと、治療を始める前の不安もかなり軽くなります。
当院では、トラブル時の対応も料金のなかに含まれておりますのでご安心ください。(装置の紛失等は別途費用が必要な場合があります)
トータルフィー制度とは何ですか?
矯正治療の費用について調べていると、トータルフィー制度という言葉を目にすることがあります。
トータルフィー制度とは、簡単に言うと
治療全体にかかる費用の総額が分かりやすい料金の考え方です。
医院によって細かな内容は異なりますが、一般的には
- 審査・診断料
- 装置料
- 毎回の調整料
- 一定期間の管理料
- 保定装置料
などを含めて、最初に総額の目安が分かる形になっていることが多いです。
この制度のメリットは、
通院のたびに費用が増えていく不安を感じにくいことです。
矯正治療は一定期間通う治療なので、
「毎回いくらかかるのか分からない」
という状況は、患者さまにとって大きな負担になりやすいです。
その点、トータルフィー制度では、総額の見通しが立てやすいため、費用面でも安心して治療を考えやすくなります。
トータルフィー制度のメリット
トータルフィー制度には、患者さまにとっていくつかのメリットがあります。
総額が分かりやすい
治療費の全体像が見えやすく、費用面の計画を立てやすくなります。
通院ごとの不安が少ない
毎回の調整料が都度かかる方式だと、通院のたびに費用を意識しやすくなります。
トータルフィー制度では、その不安を減らしやすいです。また、中高生の場合、お支払いが初回で方法が先に決まるので来院の度にお支払いする必要がないため、お子様だけで学校の帰りに通院していただくことも可能です。
比較しやすい
他院と比べるときにも、何が含まれているのかを整理しやすくなります。
治療に集中しやすい
費用の見通しが立っていると、治療の途中で金額の不安が大きくなりにくく、安心して通いやすくなります。
もちろん、トータルフィー制度といっても含まれる範囲は医院ごとに違うため、
どこまで含まれるのかを確認することは必要です。
トータルフィー制度で確認したいこと
トータルフィー制度は分かりやすい一方で、
「何でも全部含まれている」と思い込まないことも大切です。
確認しておきたいのは、例えば次のような点です。
- 調整料は本当に含まれているか
- 保定装置は含まれるか
- 治療期間が延びた場合の扱いはどうか
- 装置の破損時の対応はどうか
- 抜歯や虫歯治療など、他の治療は別か
このあたりが明確になっていると、
「思っていたより追加費用がかかった」ということを防ぎやすくなります。
費用説明のときに質問しにくいと感じる方もいらっしゃいますが、
矯正治療は長く続く治療だからこそ、最初にしっかり確認しておくことがとても大切です。
費用が不安なときに考えたいこと
矯正治療の費用を考えるとき、
「できるだけ安い方がいい」と思うのは自然なことです。
ただし、矯正治療は金額だけで決めるものではありません。
大切なのは、
- 自分の歯並びに合った治療方法か
- 見た目や生活との両立ができるか
- 説明が分かりやすく納得できるか
- 総額が見えやすいか
という点も含めて判断することです。
特に裏側矯正を検討される方は、
「見えにくさ」を重視していることが多いため、費用だけでなく、
自分が何を大切にしたいのか を整理すると考えやすくなります。
裏側矯正を相談するときに費用面で伝えておくとよいこと
相談のときに費用の話をするのは、決して気が引けることではありません。
むしろ、安心して治療を始めるためにはとても大切です。
その際には、次のようなことを伝えておくとスムーズです。
- 見た目を重視して裏側矯正が気になっていること
- 費用の総額感を知りたいこと
- トータルフィー制度に何が含まれているか知りたいこと
- 毎回の通院費が別にかかるか気になること
- 他の治療方法との違いも含めて聞きたいこと
相談時に率直に聞いておくことで、
自分に合う治療方法と費用の考え方を整理しやすくなります。
費用だけでなく「自分に合うかどうか」で考えることが大切です
裏側矯正の費用を調べていると、どうしても金額ばかりに目が向きやすくなります。
しかし、治療方法を決めるときに本当に大切なのは、
その費用が自分の希望や生活に合った治療につながっているかどうか です。
例えば、
- 見えにくさを優先したい
- 仕事や学校で目立たせたくない
- しっかり歯を動かしたい
- 自己管理に左右されにくい方法がよい
という方にとっては、裏側矯正は大きな価値があります。
一方で、
「取り外しできる方が安心」
「軽度な歯並びを整えたい」
という方には、他の方法が向いていることもあります。
だからこそ、費用の比較だけでなく、
治療内容・見た目・生活との両立・総額の分かりやすさ をまとめて考えることが大切です。
まずは相談だけでも可能です
裏側矯正の費用は、患者さまのお口の状態や治療内容によって考え方が変わることがあります。
そのため、インターネットで大まかな情報を集めることはできても、
最終的には実際の状態をみながら説明を受けることが大切です。
当院では、
- 裏側矯正が向いているか
- 他の治療方法との違い
- 費用の考え方
- トータルフィー制度の内容
について、分かりやすくご説明しています。
「まだ始めるか決めていない」
「費用のことだけまず知りたい」
という段階でも問題ありません。
気になることがあれば、まずはお気軽にご相談ください。
【関連記事はこちら】
▶︎第1回 裏側矯正はどんな人に向いている?選ばれやすい方の特徴を解説
▶︎第2回 裏側矯正とマウスピース矯正はどう違う?見た目・適応・特徴を比較
▶︎第3回 裏側矯正の治療費はどのくらい?トータルフィー制度も含めて分かりやすく解説(当記事)
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