矯正治療の診断 ~ CT撮影 ~
安全で安心な矯正治療を行ううえで『正確な診断』はとても大事です。
そのために矯正治療前の検査が必要になってきますが、その中でもCT撮影で得られる情報は成人矯正を行うためには欠かせないものです。
矯正治療のリスクの中に「歯肉退縮」があります。
これは成人矯正で見られるものになりますが、矯正治療によって歯の歯肉のラインが下がってくることです。
「歯肉が下がる＝歯茎が原因」
と考えられる方もいらっしゃるかもしれませんが、原因はその下の「歯槽骨の状態」にあります。
(成人矯正の場合、歯周病のコントロールも必要になってきます。）
今までは歯槽骨の状態を2次元のレントゲンで診断していましたが、現在はデジタル化が進み3Dの画像で診断し、具体的なシミュレーションを矯正治療前に行うことができるようになりました。
術前に歯槽骨の状態を把握することで、安全な治療方針を選択し矯正治療によるリスクを軽減することができることは成人矯正にとっては大きなメリットです。
矯正治療はその年齢に応じて、適切な診断をしていけば何歳になっても始めることができます。
矯正治療の前にたくさんの検査を必要とするのは、正確な診断の為ですのでご理解のうえご協力ください。
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