矯正Q&A18「1期治療と2期治療の違いはなんですか?」

1期治療と2期治療の違いはなんですか?

子どもの矯正について調べると、
「1期治療」「2期治療」という言葉を目にすることがあると思います。

これは、小児矯正を成長段階に合わせて
2つの目的の異なる治療に分けて考える方法です。

それぞれの違いを理解すると、
お子さまにとって適切な治療時期を判断しやすくなります。


1期治療(第1期治療)とは

▶ 成長期に行う「顎の発育を整える治療」

主に6〜12歳頃(乳歯と永久歯が混在する時期)に行います。

この時期は顎の骨がまだ成長途中で、
将来の歯並びやかみ合わせの土台を整えることができます。


<1期治療の主な目的>

  • 顎の大きさやバランスを整える

  • 永久歯が並ぶスペースを確保する

  • 骨格的なズレの改善

  • かみ合わせの誘導

  • 機能(呼吸・舌・飲み込み)の改善

つまり、歯をきれいに並べるというよりも

▶ 「歯が正しく並べる環境を作る治療」

と考えると分かりやすいと思います。


使用する装置の例

 

  • 拡大装置(顎を広げる装置)

  • 機能的矯正装置

  • 取り外し式の装置

子供の急速拡大装置
子供の急速拡大装置
拡大床
拡大床

 

 

 

 

 

また、歯列を拡大した後にワイヤー矯正で前歯をそろえていきます

子供のブラケット装置
子供のブラケット装置

お子さまの成長を利用するため、
成人では行えない治療が可能です。

→子供の矯正装置はこちら


2期治療(第2期治療)とは

▶ 永久歯が生えそろった後に行う「歯を並べる治療」

主に12歳以降(永久歯列期)に行います。

大人の矯正治療と基本的には同じで、
歯そのものを動かして歯並びとかみ合わせを整えます。


2期治療の主な目的

  • 歯並びの最終的な改善

  • かみ合わせの完成

  • 見た目と機能の調整


使用する装置の例

  • ワイヤー矯正(ブラケット)

  • マウスピース型矯正装置

2期治療のワイヤー矯正(白い装置)
2期治療のワイヤー矯正(白い装置)
2期治療のマウスピース矯正
2期治療のマウスピース矯正

 

 

 

 

 

 

 

→子供の矯正治療の症例はこちら

 


1期治療を行う理由

1期治療を行う最大の目的は、 将来の治療をより良い条件で行うためです。

例えば、

  • 顎が小さく歯が並ぶスペースが不足している

  • 受け口など骨格的な問題がある

  • かみ合わせに大きなズレがある

場合、永久歯が生えそろってからでは
改善が難しくなることがあります。

早期に対応することで、

  • 抜歯を避けられる可能性が高まる

  • 外科的治療を回避できる場合がある

  • 2期治療が簡単になる

  • 2期治療が不要になることもある

といった利点があります。


すべての子どもに1期治療が必要なわけではありません

歯並びの問題の原因はさまざまで、

  • 顎の問題が大きいケース

  • 歯の位置の問題が中心のケース

  • 成長に伴い自然に改善するケース

などがあります。

そのため、

▶ 必要かどうかは個別の診断が不可欠です


1期を行わず、2期治療のみを行う場合

永久歯が生えそろってから矯正を開始することも一般的です。

ただし、骨格的な問題がある場合には
歯を並べるだけでは十分な改善が得られないことがあります。


治療の進め方はお子さまごとに異なります

同じ年齢でも、

  • 顎の成長の程度

  • 歯の大きさ

  • 生え変わりの状況

  • 骨格のタイプ

は大きく異なります。

そのため、「何歳だから1期治療が必要」というものではありません


矯正の開始時期については

「子どもの矯正はいつから始める?」の記事も参考になります。

「子供の矯正で抜歯が必要になるケースについて」もあわせてご覧ください。


まとめ

✔ 1期治療:成長期に顎やかみ合わせの土台を整える
✔ 2期治療:永久歯が生えそろってから歯並びを整える
✔ 1期が不要な場合もある
✔ 必要性は個別の診断によって判断される

子どもの矯正は、
単に歯並びだけでなく成長全体を考慮して計画します。

気になることがある場合は、お気軽にご相談ください。

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北九州の裏側矯正(舌側矯正)認定医

つは歯科・矯正歯科